御前崎なぶら塩

御前崎わんぱく体験振興会

塩の素となる海水は、遠州灘の黒潮を活用し、手間と日数をかけ加工しています。
味はまろやかで柔らかく、おむすびや焼き魚などの料理に最適です。

生産者インタビュー interview

御前崎わんぱく体験振興会

曽根紀久雄さん

御前崎わんぱく体験振興会は、地域の産業を子どもたちに学んでもらうことを目的に、平成13年から活動をしています。体験学習講座として農業体験や伝統和船櫓こぎ、黒糖づくりや天然塩つくりなどを実施して来ました。塩づくりは、平成9年から取り組んでいます。

4千年前から続く白羽の塩づくり

三方を海に囲まれたここ御前崎市で、白羽地区は太平洋側の遠州灘に面しています。4千年前の縄文時代から藻塩づくりが行われ、戦後の昭和20年頃には塩づくりが盛んで塩田風景があたりまえでした。黒潮に近い白羽海岸の「海の恵み」を皆さんに知っていただくために私たちは天然塩を作っています。
海水には地球上にある全ての元素が溶けこまれています。今は市販の食塩が簡単に手に入りますが、この塩は99.5%の塩化ナトリウムから作られています。御前崎なぶら塩は御前崎の海水から作ため、塩化ナトリウムだけではなく60種類以上のミネラルが含まれています。

ミネラルたっぷりでまろやかな味わいが評判です

海水中の塩分は3%で、1トンの海水から取れる天然塩は20kgです。白羽地区の工場で、海水を循環させて水分を気化し濃度の濃い海水を作り、この海水を窯で3昼夜にわたり煮詰めます。天然塩づくりは海水を汲んで1週間から10日くらいが必要です。煮詰めた塩は最後に藁で作った「つと」というろ過用の道具で塩とニガリを分け、天日で乾燥させて仕上げます。
御前崎なぶら塩は、味はまろやかで柔らかいと評判です。また、手触りが良いとも言われます。何より、ミネラルが摂れることがいちばんの違いだと思います。ぜひ一度味わって欲しいですね。

御前崎わんぱく体験振興会

住所静岡県御前崎市白羽8460
TEL0537-63-5226