遠州名産ほしいも

齋藤農産

発祥の地である御前崎の干し芋は、遠州地方特有の「からっ風」と強い日差しにより手早く乾燥することで柔らかくなり、芋本来の自然の甘さが味わえます。
原料となるサツマイモは、完熟堆肥にミネラルを混ぜた肥料を使用し、土づくりにこだわった畑で栽培されています。

生産者インタビュー interview

斎藤農産

齋藤丈雄さん

白羽地区でさつま芋の農業といも切り干しの製造を行っています。「遠州名産欲しいも」は御前崎地域の歴史的産業であるいも切り干しをもっと多くの人に知っていただきたいという思いから、御前崎ブランドに申請をしました。
御前崎は明和3年(1766)に薩摩藩の御用船が御前崎で座礁した時にこの地に新しいの農作物として伝わり、江戸時代後期に白羽地区でいも切り干し(干し芋)の原型が発明されたこの地域に重要な食べ物なのです。

地域性を生かした干し芋づくり

斎藤農産のいも切り干しは、「紅はるか」という品種を自家農場で栽培し、これを使用しています。完熟堆肥にミネラルを混ぜた肥料を土づくりに使用し、その畑で、当農場ならではの芋の栽培を行います。
また、いも切り干しはその紅はるかを自社工場で加工し、いも切り干し製造には欠かせないこの地域特有の季節風「遠州のからっ風」と御前崎の強い天日で干すことで安定した品質とおいしさを提供しています。最近は特に女性にも人気があり、食物繊維やカリウムなどが豊富な自然食としても受け入れられていると感じています。

御前崎の干し芋をもっと多くの人に伝えたい

御前崎ブランドとして、先人たちの努力により古くからこの地域を支えてきた「いも切り干し」という産業をもっと知っていただき、御前崎の魅力を知って欲しいという気持ちが大きいですね。以前は白羽地区のいも切り干し生産家は30軒ほどありましたが、今は3分の1ほどになってしまっています。「遠州名産ほしいも」をきっかけに、御前崎を好きな人が増えいも切り干しも長く愛される地域の伝統食になってくれればと願っています。そのためにもおいしい「遠州名産ほしいも」をお届けしたいですね。

齋藤農園

住所静岡県御前崎市白羽686-4
TEL0548-63-3705